土浦市・亀城公園・高麗門
土浦城内高麗門・説明板
土浦城(土屋氏九万五千石の居城)内の二の丸と外丸を区切るこの位置にはかって「二之門」が建っていた。
現在の門は「前川御門」と言われていたが、明治十八年土浦町役場表門に、さらに大正九年大手町(旧田宿町)の東覚寺山門として移築され、今日、寺の寄贈を受けてここに再建されたものである。
この門の形式を「高麗門」と称し親柱の背面に控柱を立て屋根を架けるところに特色がある城郭の仕切門として多く建てられた形式であるが、現在茨城県内の旧城郭遺構では類例がない。
なお、建築年代については文久二年(一八六二)建立の墨書銘が発見されている。
昭和五十六年五月
土浦市教育委員会
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