T.N.さん(取手市出身)から
僕が小学校の頃(1980年とかでしょうか)、利根川は毎年1度は増水しており、なんというか、毎年夏の恒例行事の様になってまして、小学校の友達と「今年はいつかなぁ」などと楽しみにしていたものです。
で、高校生の頃まで(1992,3年でしょうか?)まで取手に居たのですが、治水が良くなったのかダムが増えたのか、増水は滅多に起こらなくなりましたね。
小学校の頃の増水は凄く、前川さんがご覧になったのはまだまだで、3段ある土手の2段目までは水没し、川幅が 1km ぐらいになったものです。で、電車が通ると、鉄橋の下で魚(みんなは雷魚だといってましたが)が何十匹と水面から飛び上がり、そりゃあもう凄かったものです。
あと、良く上流から小動物(たぬき、りす、そのたもろもろ)が流木等にのって流れて来たりして、友達はそこで拾った狸を飼ってました。堤防の側に住んでいた友達は、ネズミの穴を堤防に見付けると、増水の時の決壊のきっかけになるからと言って、それを埋めたりしてたものです。
T.N.さんさんへ
T.N.さん、お便り、ありがとうございます。
利根川の思い出話、とても興味深かったです。たしかに、増水が減ったということは、治水がよくなったということなのでしょう。80年代までは、毎年のように増水していたんですね。私が見た時よりもさらに凄い増水が毎年のようにあったというのは、本当に驚きです。
利根川の洪水が上流から土砂を運んで来ることは話には聞いていましたが、動物までも運んで来ていたというのには、驚きました。いつも常磐線の電車から眺めるだけの利根川に、このような子供たちの世界があったんですね。
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