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かすみがうら*ネット記録アルバム 第2回オフ会(土浦)03

資料「TEEP案要旨」(杉浦正吾)

カテゴリ: オフ会記録 地域: 土浦市
(登録日: 2003/04/01 更新日: 2012/12/05)

Date: Tue, 6 Mar 2001 17:58:20 +0900
Subject: [kasumigaura-net] 3/3 第2回オフ会ごくろうさま

みなさん
 杉浦@茗泉塾です。

当日はご苦労様でした。
いろいろと勉強になりました。
みなさんの意見を参考に、TEEP案ももっと単純で、もっと動かしやすいモノへと新案を考慮中です。
とりあえず、不参加だったみなさん用に、以下に当日もっていったTEEP素案(変更しますが…)を記します。
ご意見・ご感想お待ちしております。

TEEP案要旨(3/3バージョン)



TEEP運営計画案 TEEP = Teganuma Environmental Education Program

 論文「千葉県手賀沼沼流域にみられる環境教育の現状と問題点」から10年。
 この間、仕事に追われ環境教育の実践という意味では、近隣の子供たちと毎夏大津川・手賀沼の水質調査に出かける程度でした。昨年からようやく個人の時間が持てるようになり、町の委託事業の環境教育部門のスタッフ、茨城県宍塚小学校の環境教育のゲストティーチャー、手賀沼フェスタの環境教育部門の分科会のアドバイザーなど、各方面からの依頼を受けられるようになりました。
 そこで気がついたのは、環境教育のための情報提供がうまく機能していないということです。特に学校教育においては、環境教育の実践具合(情報提供)は教師の環境教育への熱心さと比例しており、同じ流域で義務教育を受けていながら、各小学校によって、(たとえば手賀沼の)環境問題に関する知識(情報)の差がかなり大きいということでした。
 折しも、来年度(2002年)から総合的学習の時間が本格的にはじまります。流域の子供たちみんなに、環境教育の情報を円滑に伝えたいと願っています。
 また、モラル欠如によるさまざまな事件が頻繁におこる昨今、教科として道徳や倫理を表面に押すのではなく、教育サイドの共通理解として、環境教育を通して道徳観や倫理観を自然に身に付ける手法を確立すべきとも考えます。 <日本環境教育学会員 杉浦正吾>

1.目的・活動内容
 手賀沼流域の市民に、手賀沼の汚染の歴史とそのシステムを理解してもらい、今後の持続可能な環境改善・維持活動を誘発させる意図で設立。市民の環境倫理育成を目的とする。また、流域の多くの環境活動団体や学校などとの連携を結び、情報交換の場としての役割も果たす。さらに、手賀沼のみならず、琵琶湖や霞ヶ浦、浜名湖といった主要湖沼での各種活動とネットを結び、幅広いケーススタディも可能にする。具体的には、@幼児への環境教育プログラムの提供 A小中高校の学校教育内での環境教育プログラムの提供 B市民への環境教育プログラムの提供(親子参加型) C環境活動グループのネットづくり D日本各地の湖沼での環境活動とのネットづくり Eその他
を活動の中心に据える。プログラム開発には、もちろん来るべき、FTTH時代に対応できる形をとる。


2.短・中期計画
 環境教育に携わる有能な若い人材を育てる組織(NPOも選択肢の一つ)をめざす。
 すなわち、ビジネスモデルを確立させ、本格的環境教育プログラム提供法人の設立を目指す。可能であれば、プログラムのみならず、環境教育関連商品の開発(とくに幼児・小学生)も手がける。

3.運営資金の調達
 自立できるまで、(有)エム フィールズの一部門とし資金流用。法人化(NPO化?)を目指す。主な資金繰りは以下のとおりとする。@各種研究助成金 Aスポンサー募集(手賀沼流域の法人・銀行・役所 / 国や県の環境関係機関) Bプログラム・教材販売、サイト維持費 C融資 

4.TEEPの具体的な事業内容
TEEPは、以下の3点より成る
@HP(webサイト)運営     =情報収集・配信⇔情報加工
 A教材         =平均化した環境学習
 Bアドバイザー派遣     =@Aのフォローアップ

また、以下の3点より事業運営費を得る
@HP(webサイト)維持費 ←学校・自治体・スポンサーなど…
 A教材販売費 ←学校(小中学生)
 B会費・スポンサー


5.当面の営業段取り・短期計画
 基本的には、プログラムを採用してくれる小中学校と、バックアップしてくれる流域市町村の役所関連部局および協力市民団体に理解がないと運営は成り立たない。
共同開発の形が絶対条件。

○企画案叩き台作成(〜2/15) 
○美しい手賀沼を愛する市民の会連合会<現在21団体>へのアプローチ(2/17)
○町教育委員会にアプローチ
 >>以上終了

○HP(webサイト)&プログラムwith教材を用いたプロジェクト手法研究
 および企画作成(3月〜)
○日本各地の湖沼での環境教育の現状を再把握、ネット作り(3月〜)
○助成金探し(3月〜)
○流域市町・県の関連部局にアプローチ<意見の吸い上げ+プロジェクト参加>(4月〜)
→流域市町や、県でばらばらのものを作成していてはダメ!
 情報の均一化、教育の平均化、情報のネット化をはかるべき
○流域市町の小中学校にアプローチ<意見の吸い上げ+プロジェクト参加>(4月)
○流域市町の環境団体にアプローチ<意見の吸い上げ+プロジェクト参加>(4月)
○HP(webサイト)&プログラムwith教材企画作成(5月)
○HP(webサイト)&プログラムwith教材作成(※8月デモ版UP目指す)
○本格的にスポンサー探し(6月〜)⇒NPO化を模索
○小中学校まわり<無料で試してもらう>(秋〜)
○2002年4月〜実用

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