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かすみがうら*ネット記録アルバム 第2回オフ会(土浦)02

第2回オフ会(土浦)報告

地域: 土浦市
(登録日: 2003/04/01 更新日: 2012/12/05)

From: "前川道博@かすみがうら*ネット"
Subject: 第2回オフ会報告

前川です。

 次回オフ会計画と今回のオフ会報告が後先逆になりましたが、第2回オフ会、簡単にご報告します。

<かすみがうら*ネット第2回オフラインミーティング報告>

【内容】
 1.「かすみがうら*ネット」の方向性/「PopCorn」デモ(前川)
 2. 「宍塚の自然と歴史の会」活動のご紹介(及川さん)
 3. 環境教育:TEEPの考え方と運営計画(杉浦さん)
【日時】2001/3/3(土) 13:30〜17:40
【場所】茨城県県南生涯学習センター小講座室4
 土浦市大和町9-1 ウララビル5F
【出席者】
 11名:(当日の席の順番で窓際から時計の逆回りに)飯野文雄さん、鈴鹿彦史さん、宮本さん、杉浦正吾さん、佐々木哲美さん、高橋毅さん、今中雅士さん、松浦正夫さん、土屋順一さん、及川ひろみさん、前川道博
【内容報告】
 お互いに初めてお会いする方が多く、最初、自己紹介から始めました。
 それぞれの発表内容について触れると長くなり、まとめるのにも時間がかかりますので、補足的な事項、意見交換で出た主な意見などを私のメモ書きから拾ってみました。活動分野、背景としてお持ちの専門分野の知識やそれぞれの方の考え方などが多様で、同じ意見交換の中にもそれぞれの考え方の違いなどが感じられましたが、速いペースで意見交換が進みましたので、細かい点はフォローしきれていませんし、書き落としたものも多いと思います。もし間違いなどあればご指摘いただけるとありがたいです。

 それぞれの発表内容については、私の方で要約というのも大変なので、発表された方から何らかの形でご報告いただけますでしょうか。

【1】「かすみがうら*ネット」の方向性/「PopCorn」デモ
詳しくは、「かすみがうら*ネットについて」http://www.kasumigaura.net/knet/
     「PopCorn利用手順」このMLで配布済のマニュアル

・インターネットは道具であり、注意深く導入しないと地域活動やコミュニケーション作りに役立たないのではないだろうか。
・横のつながりに期待しているが、現在の活動で目一杯の状況。横のつながりを作る力が他に欲しい。
・多摩ニュータウンではネットワークがきっかけで地域コミュニティ作りが進んだ。将来何が必要で、これをするためにこれをする、という進め方が必要ではないだろうか。
・「かすみがうら*ネット」の会員をもっと増やして欲しい。
・情報を出していくのに、団体や地域活動の中で「私はこれをやる」というように部分部分を担当できるような仕掛けがあるとよい。
・目的によって適用するメディアや使い方も変わってくる。多くの人に知ってもらうことが目的ならホームページは有効だが、地域活動の支援にホームページはあまり役立たない。地域活動を考えるのならコンテンツを深く掘り下げ、インターネットにアップしていくという使い方ではないだろうか。
・活動が目指すものに適合しているか、そこからそれているかを見極めるのは難しい。
・情報にはdata, information, intelligenceという階層がある。ホームページではinformationしか出していないので役立たないものが多い。必要なものはdataである。基本的なデータを発信していくようにすると、役立つものにしていけるのではないか。
・宍塚の会のホームページ容量が足りないので、kasumiaura.netサーバを資料データを格納するエリアに使いたい。

【2】 「宍塚の自然と歴史の会」活動のご紹介
詳しくは、「緑の島宍塚大池」http://www1.accsnet.ne.jp/~northfox/ooike/
     会報「五斗蒔だより」2001年2月号

・宍塚には100haの自然環境が保全されており、土浦市もこれを町のシンボルとする方向に考え方が転換してきている。行政も市民の声を聞くように変わってきている。
・自然環境に親しむことが、即ち環境教育である。
・環境だけでなく、歴史など総合的に地域を捉える宍塚の会のような取り組みが望ましいのではないだろうか。
・英国ではナショナルトラストで保存の問題に対応したが、日本はどう問題解決できるだろうか。
・100倍理論というものがある。公有地の1haは市民が負担し、99haは行政が負担するという考え方である。
・神社を大切にしないと里山は守れない。手入れをしない神社や里山は荒れていってしまう。
・里山の危機、農家の危機が進んでいる。このままでは里山だけでなく農村が崩壊していくのではないか。
・歴史を庶民史として捉え直そうという傾向がある。
・米国では50年経ったら歴史として個人情報を公表するシステムになっている。日本でもこのような合理的な考え方が取れるとよいが、どうだろうか。
・日本では地域史が少ない。地域史は学校での教育にも必要。家の歴史、個人史などにも関わるので、こういった歴史は公表されないし、公表したくないという傾向がある。
・市町村史などの資料が図書館の禁帯出扱いとなっていてアクセスしにくい。こういう資料をネットに公開していくような取り組みも欲しい。
・民俗学などの研究は著作意識が高く、ネットに公開するのは難しい問題がある。
・専門的な原データは研究者が個人所有したりして、データの共有が図られない問題がある。
・喜捨するという言葉がある。

【3】環境教育:TEEPの考え方と運営計画
   TEEP: Teganuma Environmental Education Program
詳しくは、「TEEP草案」※杉浦さん、よかったらこちらのMLへご投稿下さい。

・環境教育の「環境」は自然環境と社会環境である。
・環境教育とは人の心を豊かにするための教育である。知識は、そうした心を喚起させるものである。
・自然に触れてびっくりする体験から自然の仕組みを理解する学習。
 cf. オニバス なぜ絶滅したか。そこから社会の変化を気づかせる。
・大人がわからないと子供はわからない。
・ボランティア活動を大切にしたい。
・熱心な人がいるところには情報が集まる。手賀沼フェスタでは我孫子市、柏市、沼南町から参加しただけ。皆が興味を持ってくれない。
・何を学習させるかについては、特定のものに焦点を当てない。何でもよいという考え方。与える環境教育でなく、いろいろあるよ、という与え方をしたい。
・お年寄りの生涯学習という視点も大切では。お年寄りはお金がある。お金を出してもらう取り組みも考えるといいのではないか。

【今後の予定】
・6/10午後にかすみがうら*ネット協議会設立記念セミナー開催を予定している。現在、茨城県霞ヶ浦対策課に開催支援の調整を依頼している。この支援が無理な場合は、手弁当でお願いしたい。
・セミナーと同時期に第3回オフ会を開く予定。会場を替える方が地域の新たな認識にも役立ち、潮来にもメンバーがいるので、次回、会場を潮来にしてはどうだろうか。
・誰もが使えるツール「TripleCorn」は7月頃の提供を予定している。
・かすみがうら*ネット協議会設立発起人には団体だけでなく、個人にもなっていただく形にしたい。
 以上についてはまた改めてメーリングリストで連絡したい。

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