<協働学習企画ケース>
エコウォークin手賀
http://www.kasumigaura.net/ecowalk/
2001年、千葉県沼南町の環境学習イベント「エコウォークin手賀」で、学習チームがゴミ拾いなどしながらカメラで撮った環境の記録画像集を全てネットに公開した。
イベント後も参加した人たちからコメントをもらったり、タイトルを付けたりしながら、行政・市民・学校が連携して、環境学習の記録を共有する協働学習の試みを先駆けた。
杉浦正吾さん(環境カウンセラー)
エコウォークはですね、沼南町の役場の方がネットワークまちづくり課という課を、新しく立ち上げて、生涯学習審議委員というのを町から募った訳ですね。子供から、お年を召した方まで、目的意識を持って、ずっと豊かに暮らせるような町づくりをしようというような発想で、みんなで色々話し合ってきて…。最初は町の方から出た話です。ですが、主体は「まちづくり研究会」みたいな会があってですね。市民の代表です。まちづくり研究会と地域の方々と学校と三位一体でプロジェクトを進めてきたというのが最終形ですね。
あれは、PopCornを当時紹介いただいて。結局その環境問題と言うか環境学習の中で、表に出てですね、情報として写真を撮るなりなんなりという方法がありますけど。一つもその拾った情報を削除しないと。全てを載せきれると言う所がまず一つ面白いなという気がして。かつ削除しないで持ってきた画像をですね、その時でもいいし、遅れてからでもいいですし、コメントをつけていくと、というような事が出来る。アーカイブをしておいて、後で思い出して語る事も出来るし、アーカイブが割と簡単に自由にできる。その二点で、環境学習には結構向いてるのかなと。
あの試み自体は、教頭先生の全国の会議というのがあるらしくて、そこでは高く評価されたというふうに、手賀中の教頭先生がおっしゃられていて、「よくここまでできたね」と…。
今また、同じノウハウでやれば。今度は割と、子供たちとか、学校の先生たちが自分たちが作る。それこそ、今時代がNPOとかNGO地域の市民の方々の協力が得やすくなっていますから。その中から優秀な方を募ってもいいでしょうし。
今もう割と総合学習というのは、高校でも必修化されて、あたりまえのように授業の中に入ってきた訳ですね。そうすると環境学習だけじゃなくて総合学習のノウハウが蓄積されてると思うんで。それを当時やったノウハウにつっこむと、面白いものができそうな気がしますね。
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