2005年4月29日(金)AM11:30〜PM2:30 千葉県久留里
「おとなり塾」のメンバーと飯田さんとで「上総(かずさ)掘り」の見学に行ってきました。
上総掘りは、明治20〜30年代に考案された井戸掘りの技術です。
竹ヒゴにつるした掘鉄管の重さと、竹の弾力を利用して鉄管の先に取り付けたノミを孔の底に突き当てながら掘り進みます。粘土水で壁の崩れるのを防ぎ、弁の働きによって鉄管の中に掘りクズが溜まったらヒゴ車で巻き取り、鉄管をスイコに切り替え孔の中の掘りクズを汲み出します。この作業を繰り返しながら、竹ヒゴを継ぎ足して掘り進みます。掘さく後は、節を抜いた竹の管を継ぎ足して完成です。(千葉県立上総博物館資料より)
久留里では伝統の技術を後世に伝えようと、NPO久留里城山郷かずさ活性化の会が組織され月、金、土に 実演が行われています。 現在、80mまで掘り進められていてノミが孔の底に当たる感触が手に取るように伝わってきました。
「自然体験塾:つくばDASH村」でも今後「井戸掘りプロジェクト」をスタートする予定です。 乞うご期待!
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