2007年11月10日(土)9:00〜15:00 小雨 つくば市北条 参加者:約20名 筑波山の南、城山(じょうやま)の南麓に広がる町「北条(ほうじょう)」。江戸時代には筑波山への参拝道「つくば道」の拠点であり、商業地として栄えました。今でも通りに残る古い店蔵は、町おこしの拠点としての活用が始まっています。ここには、古くからの史跡や文化財があり、それらをつなぐ古い小道も残っています。また鎌倉時代に造られたと伝わる桜川からの用水路(通称:裏堀)が流れています。この歴史と自然の豊かな北条を、郷土史研究家の井坂敦美(いさか あつみ)先生にお話を伺いながら、ゆっくり5時間歩いて一巡りします。(アースデイつくばチラシより)
冷たい雨の中、「歩いて発見!北条めぐり」が始まりました。 集合場所は、「岩崎屋」大塚家店蔵として米、穀物販売の他、郵便局でもありました。2階には明治・大正・昭和の北条の写真が展示されている。軒下に電話番号二番の札があります。 今は、Cafe岩崎で土、日曜日、まちづくりの情報発信基地になっています。
田村家店蔵、呉服店、今はやっていない。 反物を拡げる畳があり、上得意様には2階で仕出し屋から食事を取ってもてなした。電話番号五(ごふくやから取った)昭和のポスターが哀愁を誘います。
つくば道道標。筑波山参拝が増えた江戸時代、正徳5乙、寛政10戌午再建。 「東ひたり きよたき つちうら かし満」 「これより つくば道」 「にし おふそね いちのや 江戸」 今は、車に当てられ曲がっていた。
宮本家店蔵。醤油屋、今はやっていない。 本格的な店蔵、表の蔵と裏の蔵が厚い壁で仕切られている。当時の秤や枡、レジスター、扇風機が残っている。しかも動く!道路工事でアスファルトを盛ったため、排水よけのコンクリート壁が店の周りをめぐる。 正面の戸をかんぬきを外して下ろす。防火対策として店蔵は当時の技術の粋を極めていた。
八坂神社。小高い丘に建つ(一説には古墳) 創建は、源頼義の時代(1053〜1058または1058〜1065)当地を経て奥州へ下った。ご神体は牛頭天王像。 北条のまちは、江戸期に区割りが行われ内町、仲町、新町からなる。各戸の間には排水路が作られていた。 市が定期的に立って近在の農家からの人で賑わった。 道端に市の神の祠があった。最も賑わったのは昭和初期。やがて鉄道、自動車の時代になって町は輝きを失った。
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