タイトル: 霞ヶ浦の水源地と森林 動植物・地域歴史・筑波山・自然ほか: 筑波山/筑波山麓/筑波山と霞ヶ浦 市町村: 石岡市・桜川市 (登録日: 2007/12/01 更新日: 2011/12/10)
霞ヶ浦の水源地と森林 涵養林(かんようりん)加波山系の広葉樹林→紅葉→落ち葉美しい山々霞ヶ浦、加波山系の山々にはきのこ山(527m)、足尾山(627m)、丸山(576m)、加波山(709m)、燕山(701m)などの連山があります。関東平野に位置する茨城県南部には高山はありませんが連山が全体的な涵養林になっています。コナラを主体とした広葉樹林が多くクヌギ、赤松、桧、杉などです。11月末になると落ち葉が樹林の表土全体を覆います。山々に降った雨で木々が潤い、腐葉土から土壌にしみこみ、柔らかい岩石から地下水へ、大きな河川はありませんが年間を通して霞ヶ浦流域は潤っています。水は源流から上流へ。昔から川は多くの堰が設けられ春秋、田畑は潤っています。水は利用されながら霞ヶ浦へと進みます。一帯の涵養保安林は霞ヶ浦にとって重要な役割をはたしています。 きのこ山付近は里のひとの話によりますと昭和40年代頃までは赤松が多く、ハツタケなどのきのこが多く採れたそうですが松食い虫(マツノマダラカミキリ)で多くの赤松が枯れたそうです。また、一部の大きなクヌギノ木は以前、炭焼きのために植えられたものもあるそうです。きのこ山〜加波山方面へは関東ふれあい道の道路(保安林管理用の道路)がありますが樹林の保全のためと個人所有地があるため入山は差し控えなくてはなりません。 取材の2007/11/28日は曇っていて紅葉がきれいに撮れませんでした。台風が太平洋沖を三陸方面へ通過中かも知れません。紅葉もおそらく今日あたりまででしょう。