カテゴリ: 消えゆく植生 タイトル: MEMORIES 動植物・地域歴史・筑波山・自然ほか: 霞ヶ浦流域の水草 市町村: つくば市 (登録日: 2008/07/02 更新日: 2011/12/10)
◆同峰公園のジュンサイ・つくば市◆つくば市二宮にある同峰公園の池には1990年代の前半頃まで多くのジュンサイがあった。水面に浮かぶジュンサイ群落の姿はとても印象的だった。6月の中すぎごろには水面に赤い花をつける。 都市化が進む中で環境の変化に耐えられなっかったという答えが普通かもしれないが、私の考えでは当時夕方になるとおびただしい数のムクドリが公園の木を占領していた。ムクドリは昼間は小団体で行動し、夕暮れになると100羽、1000羽の集まりになる。鳥の糞は雨で池へ流れ込む。見た目には気がつかないがやがて水中で醗酵する。小美玉市小川の航空基地と脊合わせにある紋屋池にも大きな群落があったが同じと思われる理由で突然消滅した。 水生植物は環境の影響を受けやすい。大きな群落もなにがしかの理由で突然消滅することがしばしばある。これは自然界の出来事であるが私たちは化学物質などが水、いや地球へ滲まないように大きな努力を払わなければならない。