土浦市営駅東駐車場(立体駐車場)を出て、徒歩で旧川口川河口の川口川閘門跡へ向かうところです。土浦駅東口を起点とする土浦高架道が旧川口川の川筋に沿って向かって左方向(西方向)へ延びています。現在位置の東側には屋外の駐車場をはさんで、土浦港の湾部があります。港橋の交差点の角に位置する霞ヶ浦グランドパレスの奥に見えるのが川口運動公園の樹木、その右手が土浦港です。現在位置は土浦港の古い湾部の埋立地です。土浦高架道は、土浦と筑波研究学園都市を結ぶアクセス路として、1985年の筑波万博開催に合わせて建設が進められました。これに合わせて、土浦駅と接する土浦港の湾部は埋め立てられ、現在の土浦市営駅東駐車場、土浦高架道が建設されました。『航空写真集 茨城県』(1983年、茨城新聞社)の「土浦市」(pp.172-173、1982-1983年撮影)を見ると、現在位置はまだ土浦港の湾部となっており、当時、駐車場や高架道の工事は全く行われていなかったことがわかります。
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