モール街に商店街の地図があったので、撮影した映像を採録しました。「土浦市川口1丁目、大和町、中央2丁目商工案内図」というタイトルが付いています。土浦高架道、モール505が出来た後の新しい地図になっています。対象範囲は川口一丁目のほぼ全域(小網屋周辺の一角を除く)に大和町の一部と東崎町の一部です。川口川閘門跡のガードから続く道筋は二つの主要な道筋に分かれます。一つは旧川口川沿いの道筋、もう一つは土浦変電所へ緩やかに曲がりながら延びる道筋です。この曲がり方には大変特徴があります。近世の地図を見ると、元々は川筋だったことがわかります。旧城下町の外延(近世の下東崎、中町、田町)を抜けて現在の新川へ抜ける水路になっていました。川口川の埋立地は土浦高架道、モール505ができる以前は、市営駐車場として使われ、川口一丁目と大和町の商店街は、この駐車場沿いに広がっていました。大和町に西友とイトーヨーカドーが出来た後は、この2店が土浦市街の商店街の中心的な一角を形成しました。小網屋の前から西友とイトーヨーカドーへ行くには、土浦駅前通りを経由せず、川口川埋立地を通過するのが常でした。川口川埋立地は中央商店街と西友/イトーヨーカドー間の最短路として大変都合のよい場所だったのです。97/10、うららビルが土浦駅西口にオープンし、イトーヨーカドーがうららビルに移転し、その翌年、西友が閉店して、この辺は状況が変わってきたようです。
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