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『マッピング霞ヶ浦*』2002年を振り返る

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(登録日: 2003/01/05 更新日: 2024/04/07)

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撮影日: 2002/09/29 土浦市宍塚


PushCornで「楽しく協働学習」スタート


私の個人サイト「マッピング霞ヶ浦*」云々よりも、市民参加型ネット「かすみがうら*ネット」の本格始動に向けた取り組みのスタートをメインの収穫に挙げたい気持ちです。2001年に完成予定だったツール「PushCorn」が何とかリリースに至り、「かすみがうら*ネット」でも利用いただけるようになりました。9/29に土浦市宍塚で開いた「PushCornワークショップ」は、私にとっても思い出深い体験となりました。日よりにも恵まれ、ちょうど里山の収穫の風景にも接することができました。その様子は「〔02/09〕収穫の秋・里山の秋」にも紹介しました。この学習体験レポートをまとめるのも楽しかったですし、学習の楽しさを皆さんと分かち合えることの喜びは何にも代えがたいものです。不思議なめぐり合わせから、11/17には水戸でも「PushCornワークショップ」が開かれ、これにも参加させていただきました。「マッピング霞ヶ浦*」を構想した当初、多くの方に「マッピング霞ヶ浦*」と同じツールや方法論をお役立ていただければと思ってから、やっとここまで来ました。感無量という感じです。
 

「eポートフォリオ」のすすめ


「マッピング霞ヶ浦*」の狙いは、個人の「eポートフォリオ」作りの実践でもあったわけです。豊かな生き方の創造、豊かなコミュニティの創造を対社会に提案して来ました。主体的に学習すること、主体的な学習の輪を作っていくこと、ITを本来の目的の手段として活用していくこと、どれをとってもなかなか大変なことのようです。そこにはとても楽しい世界が待っていますよ、というメッセージを私のポートフォリオ「マッピング霞ヶ浦*」を通し、不特定多数の方々に送り続けているつもりです。「PushCorn」のリリースを最初、「東北芸術工科大学公開講座『PushCornワークショップ・楽しく協働学習』」から本格的に始めました。この取り組みが文部科学省などが行っている「IT活用型生涯学習事業プランニング支援事業」のモデルケースに選定されました。後日、文部科学省エルネットの番組・デジタルコンテンツの両方で紹介されることになりました。また、これと並行して、「全国文化・学習情報提供機関ネットワーク協議会」主催「ネットワークフォーラム in 青森」の第1分科会「市民参加による情報コミュニティの創造」のコーディネータをつとめさせていただきました。

「構造改革」という言い方もされています。社会構造の変化に伴う社会システムの再編という視点からは、そのような言葉になってしまいますが、大切なことは一人一人が主体的に生きることのできる社会の創造、ということです。そこに導くためにも「eポートフォリオ」が有効なのです。「マッピング霞ヶ浦*」で現実に私がやれていることは、他の人にもできる、というのがかねてから考えていることです。構造改革の前に、自分自身の生き甲斐を発見していただく方便としての「eポートフォリオ」を発見していただければと思っています。
 

ポスト「ワールドカップ」の霞ヶ浦*


そうです。2002年と言えば、ワールドカップに尽きるといっても過言ではありません。2002 FIFAワールドカップKorea/Japan。ワールドカップ開催地の一つ、茨城県の会場となったカシマサッカースタジアム。言うまでもなく、霞ヶ浦*地域に生まれたサッカー文化の拠点です。この地にJリーグを代表する鹿島アントラーズとそれをめぐるサッカー文化が育ち、またワールドカップが開催されたことを誇らしく感じています。鹿島で開かれたワールドカップの試合には残念ながらチケットが手に入らず、私は見に行くことができませんでした。

ワールドカップ開催を契機に鹿島周辺の環境は整備され、だいぶ様子が変わりました。「マッピング霞ヶ浦*」でもポスト「ワールドカップ」を考えてみたいと思っていました。私の個人的なワールドカップ体験は、別サイト「W杯2002体験記」で紹介しています。「マッピング霞ヶ浦*」では、ポストW杯の鹿島をレポートしました。
 

構想が膨らむ「インター地域学習ネット」


「マッピング霞ヶ浦*」では、インターレイク「霞ヶ浦*」という概念を提案しています。水のネットワーク。ここからさまざまな視点、人々や地域とのつながりが生み出されていきます。「PushCornワークショップ・楽しく協働学習」の次の方向性、すなわちポスト「PushCornワークショップ」のコーディネーションが次の新たなチャレンジの対象となってきました。2003年はこの方向でいろいろな活動をさらに進めていくことになるでしょう。地域を肌身に感じ、感動したこと、体験したことをネット上で多くの人たちに伝えたり、皆と情報を分かち合ったりすること。これを支援するためには、PopCorn/PushCornのようなツールだけでは不足しています。それに先立つ感動的な体験が求められます。がいあ船長のお誘いで、2003年正月、新調査船「がいあII世」号にも同乗させていただき、早速これを「マッピング霞ヶ浦*」でもレポートすることにしました。ブロードバンド時代を迎え、ビデオクリップのネット公開にも期待がかかります。今後の方向はビデオを活用したモデルにシフトしていくことにもなることでしょう。水路としての霞ヶ浦*という視点からは、地域をまたいだ市民参加型ネットの分散自律&連携という構想が湧いてきています。これを前進させていくための取り組みも2003年以降の大きな課題です。
 
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