カテゴリ: 石岡市歴史紀行 タイトル: タイトル一覧・霞ヶ浦の自然 動植物・地域歴史・筑波山・自然ほか: 霞ヶ浦流域の歴史と史跡 市町村: 石岡市 (登録日: 2007/01/28 更新日: 2011/12/10)
日天宮と月天宮・常陸国府と信仰/石岡市日天宮古くから、日、月、星は人々の信仰の対象となっていたが、常陸国衙が置かれた石岡には、それらをまつる社殿として日天宮、月天宮(貝地一丁目)、星の宮(府中五丁目)が創建された。後にこの三社「府中三光宮」と呼ばれるようになったが、現存するのは、この日天宮と月天宮で、星の宮は、地名にその名を残すのみである。日天宮の祭神は、天照大神で、現在大小二つの鳥居と間口5.4メートルの社殿、裏に奥の宮がある。また、日天宮が古くからこの地域の人々の信仰を集めたこともあってって本殿左には間口3.6メートルの稲荷大明神、右には御岳神社がある。 (案内板原文のまま)昭和六〇年三月石岡市教育委員会石岡市文化財保護審議会 月天宮古くから、日、月、星は人々の信仰の対象となっていたが、常陸国衙が置かれた石岡には、それらをまつる社殿として日天宮、月天宮(貝地一丁目)、星の宮(府中五丁目)が創建された。後にこの三社「府中三光宮」と呼ばれるようになったが、現存するのは、この日天宮と月天宮で、星の宮は、地名にその名を残すのみである。月天宮の祭神は月読命で本殿は間口六メートル、奥行五.五メートル、参拝口は間口二.一メートル、本殿のうしろには、参拝口と同じ大きさの奥の宮が張り出しになっている。また、境内には古くからこの地域の人々の信仰を集めたこともあって子安観音堂、弘法大師堂などがある。大師堂には念仏講中の老人たちが家々を回って数珠を繰り念仏往生を祈願したという「百万遍数珠」が保存されている。 (案内板原文のまま)昭和六〇年三月石岡市教育委員会石岡市文化財保護審議会月天宮は「石岡のあけぼの」石岡市教育委員会、昭和36年によると「府中雑記」に、此の地(小目代)の下に月山の地名あり。古へ月山の宮此処にあり。今貝地に移すとある。此の地の下とは、小目代即ち布目瓦の出る茨城廃寺の東側の低地を指す。