堅田の湖岸に葦原が広がっています。ビデオカメラを回し始める前に、水路のある窪地からヨシゴイが飛び去っていく姿を目にしました。サギも飛んでいましたが、大きさからするとコサギでしょうか。湖上にはカモの姿もあります。ちょっと距離が遠すぎますが、カルガモだと思います。さて、周囲の風景をなにげなく眺めていると黄色い花が湖面に浮かんでいるのを発見しました。アサザです。群落をなしています。近くに棒杭が立っていますが、何か定置網が仕掛けられているのでしょうか。絶滅危惧種のアサザは、霞ヶ浦*では自然環境保全のシンボルとなりましたが、この猪苗代湖のアサザは自生しているものでしょうか。長浜、小石ヶ浜の湖岸には高い波が寄せていましたが、この湖岸は波が立っていませんね。葦原が人のアクセスを遮り、その環境がさらに保護されています。猪苗代湖でアサザを見るとは思いもしなかっただけに印象的な風景でした。
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