私の実家がある高浜入南岸から度々対岸の小川町周辺の風景を眺めてきました。台地の傾斜地に建つ白い建物は学校だとはわかっていましたが、この時近くから見てそれが小川高校だとわかりました。園部川、鎌田川周辺の低地は遠くからはその存在が殆どわからず、背景の台地がまず視界に入ってきます。ところで、小川町を通過する途中、「日本全国ご近所大作戦」という看板を目にしました。自衛隊百里基地が民間に開放されることになっていますが、このスローガンは、空路によって小川町が日本全国とご近所になるというスローガンのようです。「小川町・小川町議会・百里飛行場民間共用化推進協議会」という文字が読みとれます。筑波山と霞ヶ浦というイメージの他、霞ヶ浦は爆音(言うまでもなく百里基地を離発着する飛行機のそれ)と共生する湖というイメージを私は長い間抱いてきました。地域振興というメリットがある一方、爆音はさらに増えそうです。霞ヶ浦から遠く離れた成田空港の周辺は爆音に悩まされていると思いますが、成田から遠く離れた霞ヶ浦湖岸の稲敷市(旧桜川村)にも成田空港の離発着で旋回する飛行機の爆音が轟くのを以前経験しました(→「〔97/10〕稲敷市(旧桜川村)・古渡湖岸景観と飛行機」)。低空飛行なのでけっこう騒音は気になります。本当に民間共用が実現すると、この周辺は相当に騒音が問題になってくるのではないかと思います。
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