潮来市の潮来十番と潮来十四番という地名は地図にも記載されていますが、十一番〜十三番がどこにあったのか私は知りません。住居表示の変更により消滅してしまったのでしょうか。潮来十四番は干拓地です。『霞ヶ浦の系譜』(レイモン・アザディ著、筑波書林)の年表によると、1935年(昭和10年)に干拓工事(面積約34ヘクタール)が終わったと言います。ともかく、潮来十四番は外浪逆浦(そとなさかうら)に突き出た一角にあります。面白いことに、潮来十四番は、千葉県佐原市側の外浪逆浦湖岸の一角に、潮来市の飛び地のように存在しています。外浪逆浦の湖岸道は、護岸堤沿いに続いているため、車で進みながら外浪逆浦を望むことはできません。与田浦川河口の揚排水機場の水門が茨城県と千葉県の境界になっています。
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