出島用水沿いの道路は、菅谷小学校入口付近で他の道に合流します。この先、手野までは、用水沿いに進むことはできないので、迂回路となるルートを選びました。途中、K197(県道戸崎上稲吉線)に出ました。この道筋は、土浦市神立町の日立製作所土浦工場、日立建機土浦工場、そして神立千代田工業団地に至る工場地帯の幹線道路ともなっています。土浦市上大津地区、かすみがうら市(旧千代田町)、かすみがうら市(旧霞ヶ浦町)と続く新治台地は、かすみがうら市(旧霞ヶ浦町)では出島用水を生命線とする陸田地帯へと姿を変え、神立周辺は工場地帯へと姿を変え、今日に至りました。これらの工場地帯は、「霞ヶ浦用水」の工業用水の供給地区ともなっています。これらの地区の農業、工業のいずれもが霞ヶ浦の水の恩恵を受けていることは、あまり知られていない事実かもしれません。霞ヶ浦の水資源によって、この地の産業が成り立っているわけです。
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