龍神山の砕石場はこの時に初めて見ました。国土の整備のために石という資源が不可欠なことはわかっていても、この砕石場の風景を見ると、そうは割り切れない思いが残ります。遠くから龍神山の変容した姿を見ながら、国土開発の犠牲になった自然のシンボルとして龍神山を眺めてきました。同様に、人工的な護岸堤をめぐらされ、もはや自然環境とは呼べないほどに水利環境化した霞ヶ浦*についても同じ思いを抱いてきました。折から、ここへ来るまでの道筋、石岡市道1010号線では道路工事が行われていましたが、この工事区間に敷き詰められた石も龍神山から砕石された石なのではないでしょうか。あなたは、この風景をどのように御覧になったでしょうか。
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