このところ「桑畑」に関心を持っています。現在は長野県上田に暮らし、地域の皆さんと「蚕都上田プロジェクト」に取り組んでいます。上田はかつて蚕種製造では圧倒的な生産量を誇り、日本全国に蚕種を供給して「蚕都」と呼ばれました。しかしながら、現在、養蚕業は全国的に衰退し上田には現役の桑畑は殆ど存在していません。
私の実家の隣にある畑は、かつて桑畑だったことをよく記憶しています。集落の中に象嵌されたように点在する畑の多くは昔は桑畑でした。また、桑畑の道沿いには必ずといってよいほど茶の木が植えられて生け垣のようになっていました。私が小中学生の頃までは桑畑も茶の生け垣も方々に残っていました。
驚いたのは現役の桑畑があることです(上の画像)。長野県の状況に触れてきた直後のことでしたので、実家の近くのこんなところにあることに驚きました。灯台もと暗しです。そのつもりで周囲は眺めないと何も見えていないものです。
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