2011/03/11に起きた東日本大震災の後、茨城県各地の各所が被災しました。その爪痕は場所によっては痛々しく、私自身がもっと見聞したことを後世に伝えなければと思う一方で、思うようにそのために時間を割けない現実に流されて結局は殆ど何も伝えてこなかった非力さだけを痛感することとなりました。
その間、霞ヶ浦流域をめぐりましたが、湖岸の各所が被災して通行止めとなっていました。2012年11月末に訪れた際にはまだ復旧工事中だった湖岸の道路がこの年末年始には完成して問題なく通行できるようになっていました。単純に通行できるありがたさを感じました。他方で、復興とはつまりは土木工事に他ならないということを認識させられました。
またそれによって湖岸でのバードウォッチングを久しぶりに楽しむことができました。
そうした様子を見聞した範囲でつづっていこうというのがこの「〔12/12〕霞ヶ浦をめぐる」の企画です。
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