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『マッピング霞ヶ浦*』2010-14年を振り返る

分類: 共通ページ
(登録日: 2015/01/01 更新日: 2024/09/12)

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5年間2010-14年の足踏み


この5年間(2010-14年)の更新を振り返ってみます。そもそもサイト開設の1997年以来、毎年、どの程度、ページ追加数があったのかを確認するため、以下のとおりデータを集計しました。

2004年以来、2013年まで1桁、2桁台の登録件数にとどまっていました。ほぼ10年ぶりに3桁台の大台に乗りました。件数は少なくても細く長く続いていることの意味合いを感じています。

意味合いの一つは時間経過が記録の価値を派生させていくということ。記録した画像などのデータはその時の様子を記録したかけがえのないデータとなります。地域の記録という共有データとなります。時間経過が価値を派生させます。

もう一つの意味合いは自分自身の記録でもあるということ。その時に体験したことの意味が時間を経過して発生してきます。

ページの登録件数が少ないことが記録の数が少ないことを意味しているわけではありません。記録画像はあっても公開していなかったということです。従って、これまでの「公開し残し」というバックログを今年2014年には意識的に多少なりとも解消することを試みてみました。それが3桁台の登録件数の意味合いです。
 

年別のページ登録件数


1997年 681件
1998年 841件
1999年 417件
2000年 350件
2001年 221件
2002年 142件
2003年 139件
2004年 65件
2005年 47件
2006年 31件
2007年 5件
2008年 6件
2009年 20件
2010年 36件
2011年 20件
2012年 2件
2013年 55件
2014年 195件
 

知識基盤データとしての個人データ


『マッピング霞ヶ浦*』を始めた1997年には、ブログは世の中に存在せず、個人によるデジタルアーカイブという概念もありませんでした。個人の生産するデータやコンテンツは、その地域の記憶データとなり、それが後に何らかの価値を派生させることは、あらかじめ予見できていたことです。現在では数多くの人がブログやSNSを使って何らかの情報を発信するようになりました。その総量は莫大なものです。人が把握できる限界をはるかに超えたデータの総体は今日的にはビッグデータと呼べるものです。

しかしながらブログ、SNS、ツイッターといった個人の発信メディアはどちらかというと言葉中心の面があり、画像など、地域を記録したデータは必ずしも多くありません。数多くの人々が多様な情報を発信し、その中には「地域の記憶」が少なからず含まれているにもかかわらず、そうしたデータは意外に多くない、と感じます。そこに『マッピング霞ヶ浦*』で私が試みていることの意味があります。そのことを今改めて認識し、『マッピング霞ヶ浦*』の振り返りと継続的な活用の必要性を痛感しました。サイト開設後18年が経過しながら、ここでの取り組みは未だに「社会的な個人データの生産モデル」になっています。ソーシャルメディアが普及した今日だからこそ、その社会的意義が見えるようになってきました。
 

遅れた記録の挽回


2014年の新規カテゴリは次の2つです。
◎〔14/01〕高浜入をめぐる 31件
◎〔14/11〕茨城アラカルト 49件
合計80件です。

その他の新規カテゴリかほとんど新規のカテゴリは次のものです。
◎〔11/05〕霞ヶ浦をめぐる 東日本大震災後の霞ヶ浦の記録
◎〔11/01〕高浜入と廃線跡をめぐる 
◎〔10/08〕霞ヶ浦と茨城空港

次は少し残っていたページを追加したものです。
◎〔07/03〕さようなら鹿島鉄道 鹿島臨海鉄道以後を追加

バックログは数多くあるので、思いついたものについては、その時からでも掘り起こしてページにすることをすると、本来、やろうとしていた「記憶の記録」「地域の記録」がより多く形になることなります。これからも機会をみつけて、バックログの解消をしていきたいと考えています。
 
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