開創六百七十年 興国山清涼寺 開山五百年
當山は 元徳二年(一三三〇)尼寺ヶ原の国分尼寺に「真言宗興国山春林院清涼寺」として開創された。開山は興国尼、開基は石岡城七代目城主大掾高幹でした。 文亀元年(一五〇一)真言宗から曹洞宗に改宗し「曹洞宗興国山清涼寺」と改め、開山として常陸太田市耕山寺九世初兵章旭和尚の法嗣寒室永旭大和尚(福島善通寺開山)を、お迎え致しました。その後、文禄元年(一五九二)に佐竹左衛門尉義尚侯が、尼寺ヶ原から現在地に移転し清涼寺を建立し、中興開基となりました。 又、元禄年間「中本山」しての格式を許され雲水の修行道場として栄えた名刹寺院であります。
平成十二年三月吉日 二十七世 禅外 隆光代
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