この特集「〔08/08〕印旛沼をめぐる」は2018年8月に最初の3記事を先行して書いた後、上田から青森県黒石へ高速道路で移動する車の中で、助手席に座って「牛久大仏の超越的な見え方」以降を綴りました。使ったのはタブレットiPadです。記事は4件目以降の18記事です。
道中の車中でタブレットで綴るのは初めての経験です。その方法が実際にどんなものかを試し評価してみました。
8/8の20:30頃から書き始めました。ブログサービスPushCornを使っています。胸ポケットにあるスマホiPhoneでテザリングし、iPadをネットにつなぐ方法です。通信は意外に快適に操作できます。ただし難点がいくつかありました。
第1の難点は記事を書くために対象の画像などを同時に閲覧しながら文章を記すのが難しいこと。タブレットの制約からパソコンのようにウィンドウをいくつも同時に開いて作業できないため、スマホで対象の画像を見ながらiPadで説明を記すという二刀流にしました。できなくはないですが、極めて効率が悪い。対象の画像の参照がしにくいと説明を書く上でも支障がでます。
第2の難点は入力速度が遅くなること。20:30頃から書き始め23:50頃にひとまず終わりました。意外なほどに時間がかかっています。それがタブレット入力の速度、タブレット入力による思考の速度です。それに加えてもう一つ気づいたことがあります。それは両手の指先を使い続けるため、首筋の筋肉を知らず知らず使っていること。肩の凝らない私がめずらしく首の筋肉の疲労を感じました。
第3の難点は手入力のよしあしです。マウス&キーボードがインタフェースのノートPCを車中で使うには物理的にそのための場所を占有し、私自身が作業しやすいようにイスを後ろに下げてパソコン周辺の空間を広げる必要があります。それに比べるとタブレットは狭いスペースで指先のみで入力できるので扱いやすい。しかし決定的な問題があることを実感しました。
問題の1つ目は入力方法が思考経路に合わないこと。タブレット入力が思考経路に合うように私自身の脳がチューニングされていないことの不具合を感じました。パソコンでのキーボード入力は指先を動かしながら文章も同時に繰り出していることが、この不自由な体験を通じてはっきりと認識できました。
問題の2つ目はインスピレーションの湧き出しが抑えられ、資料参照がしにくくなること。これはある意味で致命傷です。どうも指先の動きが通り一遍の文章を綴ることを促されているような感じです。我ながらインスピレーションが失せているのを実感しました。「安食」であるとか「印旛沼」であるとか逐一、基本的な情報を得たいのは山々なれど参照がしにくいため(できなくはなくてもものすごく非効率な時間をそのために費やす事になる)、記述する文章が勢い即興になります。が、月並みな文章を繰り出している私自身を実感しました。後から各記事を書き替えることもできなくはありませんが、これはこれでタブレットの適用実験ということで、なるべく手を加えずそのままにしておきたいと思います。
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