地上に浮かぶひょっこりひょうたん島。富士見塚は、古墳時代に自然の地形を活かして作られた前方後円墳です。昔は、全体に木が繁って、前方後円墳の輪郭ははっきりと見えなかったのですが、元・竹下首相のふるさと創成事業のおかげで、幸か不幸か、かすみがうら市(旧霞ヶ浦町)(当時は出島村)では、ここが古墳公園として人の目にさらされることとなりました。木を刈って、土を盛って、むりやり前方後円墳らしくしつらえたという感じです。ずいぶん長い間、造成作業をしていましたね。造成中の様子を捉えた1991年8月のイメージもあります。 下の映像は、たまたま昔撮ったビデオに残っていた同じ場所の1992年1月のイメージです。シルエットでよくわからないかもしれませんが、まだ木が残り、右側の塚が後から土盛りされて高くなったことがよくわかります。前年の8月から造成の進展はあまりなかったようです。平地しかないかすみがうら市(旧霞ヶ浦町)では、ここが最高峰(水抜35メートル)の場所です。
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