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エッジの風景・社会編

分類: 霞ヶ浦*への視点
(登録日: 1998/12/07 更新日: 2024/09/12)

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河川管理境界


撮影日: 1997/10/10 土浦市蓮河原町(桜川河口)



霞ヶ浦*と接する河川の河口域には必ずこのような河川管理境界標識が立っています。一体これは何でしょうか。桜川と霞ヶ浦の境界線でしょうか。私の答は「いいえ」です。湖と川の境界はあいまいなもので、はっきりと線引きできるものではありません。河口の風景を見てみれば、この境界標識よりももっと下流まで桜川は続いているように見えます。これはあくまで管理境界線です。「ここから左側は茨城県、右側は建設省が管理していますよ」ということを示している標識です。行政的・人為的な境界線で、その境界は社会的な性格のものです。「社会的なエッジ」、面白い際があるものですね。
 

河川名境界


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撮影日: 1998/08/16 潮来市永山(常陸利根川河口)



これも面白いエッジですね。一級河川「霞ヶ浦」は建設省が管理していますが、河川名は「霞ヶ浦(西浦)」「常陸利根川」などの別名称で区別されています。これも河川管理境界同様に社会的なエッジです。河川名は変わっても、河川管理者は同じ建設省なので、これを河川名境界としているわけです。
 

行政界としての河川


撮影日: 1997/08/16 稲敷市(旧東町)三島・横利根川(県境)



これは横利根川です。この川は社会的なエッジと言えるでしょうか。答は「はい」です。河川は陸地を隔てているが故に、行政界(県境、市町村の境界)の基準線として用いられるケースが多いのです。面白いことに、霞ヶ浦*は古くは下総国と常陸国に、現在は千葉県と茨城県にまたがっており、境界線を何度も引き直して今日に至りました。横利根川の東側は千葉県、西側は茨城県になり、川の中心線が県境になっています。
 

『マッピング霞ヶ浦*』の地域区分



これはおわかりですね。『マッピング霞ヶ浦*』の「地域目次」で用いている地域区分です。地域を区分するには、さまざまな選択が可能ですが、便宜的に行政界を用いました。これを用いないと、地域の識別が困難となり、多くの方にもご理解いただけないものとなってしまいます。これも社会的なエッジと言うことができます。
 
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