富士見塚古墳公園はこれまでにも度々紹介してきました。公園内にある古代地図の塗装が毎年毎年風化してきています。まるで『マッピング霞ヶ浦*』の映像記録がその定年観測のような感じになっています。この前方後円墳は柏崎に突き出ている新治台地の先端部近くの高台を活かして、さらに10mの土盛りをして作られたものです。前方墳の頂点(標高35m)がかすみがうら市(旧霞ヶ浦町)の最高標高地点になっています。公園として整備される以前、一見自然そのままに見えていた山が人為的に作られた地形であったことは意外な感じがします。前方後円墳の周囲には堀がめぐらされていたと説明板で解説されています。古代人がここにどのように水を運んだのかなど、古代の文化の神秘を感じます。
|