鹿嶋市宮中・鹿島神宮
鹿島神宮・神鹿について
鹿島神宮の御祭神である武甕槌大神様のところへ、天照大神様のご命令を伝えに来られたのが天迦久神という方で、鹿の神霊とされていることから、鹿島神宮のお使いは鹿となっています。
神護景雲元年(西暦七六七年)に、藤原氏は氏神である鹿島の大神の御分霊を奈良にお迎えして春日神社を創建しましたが、そのとき、御分霊を神鹿の背に乗せ、多くの鹿を連れて一年がかりで奈良まで行きました。
その鹿の足跡が、東京江戸川区の鹿骨をはじめとして、東海道を三重県の名張まで続いて残っています。
また、鹿島も古くは香島と書いていましたが、養老七年(七二三)ごろから鹿島と書くようになったのは、この鹿との縁によるものでしょう。神鹿は長い間大切に保護されてきておりますが、幾度か新たに導入され、現在の鹿神はかつて鹿島から移った奈良の神鹿の系統を受けています。
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