◆水路の汚泥と共に捨てられたミクリ。◆ Abandoned Sparganium erectum.
水路にたまった汚泥。確かに水路の整備は必要と思います。事前調査も行われたでしょう。 玉里から玉造にかけてのこの水路に今、数キロにわたって外来種のオオフサモが陣取っていました。 最初は1990年代のはじめ玉造町の沖須付近から小川町の鎌田川付近のこの水路にオオフサモがはびこっていました。2003年暮れ頃からこの水路の整備が始まり、かなりの量のオオフサモが整理されました。 しかし、わずかですが古来の日本種植物が死んでいくのです。同じ水路で、玉造町の霞ヶ浦大橋付近のこの水路ではエビモもありました。冬の間はエビモは芽先だけの殖芽で過ごします。
約ひと月後、ミクリは泥と共にきれいになくなっていました。幸いなことに一部はアサザ基金によって安全な場所に移植されました。 私も増殖実験材料として2株ほど現場からお預かりしました。
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