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霞ヶ浦の自然 かすみがうらネット 鈴木康夫 kasumigaura.net

捨てられたミクリ−(霞ヶ浦の水草)

タイトル: タイトル一覧・霞ヶ浦の自然 動植物・地域歴史・筑波山・自然ほか: 霞ヶ浦の水草・ミクリ 市町村: 小美玉市
(登録日: 2004/03/23 更新日: 2011/12/10)


◆水路の汚泥と共に捨てられたミクリ。◆
Abandoned Sparganium erectum.

水路にたまった汚泥。確かに水路の整備は必要と思います。事前調査も行われたでしょう。
玉里から玉造にかけてのこの水路に今、数キロにわたって外来種のオオフサモが陣取っていました。
最初は1990年代のはじめ玉造町の沖須付近から小川町の鎌田川付近のこの水路にオオフサモがはびこっていました。2003年暮れ頃からこの水路の整備が始まり、かなりの量のオオフサモが整理されました。
しかし、わずかですが古来の日本種植物が死んでいくのです。同じ水路で、玉造町の霞ヶ浦大橋付近のこの水路ではエビモもありました。冬の間はエビモは芽先だけの殖芽で過ごします。

約ひと月後、ミクリは泥と共にきれいになくなっていました。幸いなことに一部はアサザ基金によって安全な場所に移植されました。
私も増殖実験材料として2株ほど現場からお預かりしました。
 
(5件)
01 捨てられたミクリb 02 捨てられたミクリc 03 捨てられたミクリd 04 捨てられたミクリe
05 捨てられたミクリa

(6件)
01 捨てられたミクリg 02 捨てられたミクリh 03 捨てられたミクリi 04 捨てられたミクリj
05 捨てられたミクリk 06 捨てられたミクリl

ひと株あると大きな群落が出来るのだが。04/03/23
(6件)
01 捨てられたミクリm 02 捨てられたミクリn 03 捨てられたミクリo 04 捨てられたミクリp
05 捨てられたミクリq 06 捨てられたミクリr

上記のミクリが取り残された部分の自然増殖。2ヶ所。5月は株1〜2本であった。下の2枚の写真は水路の上の雑草部の中に残った個体。いつまで生きられるか?
(5件)
01 取り残されたミクリa 02 取り残されたミクリb 03 取り残されたミクリc 04 忘れられたミクリb
05 忘れられたミクリa

次の写真は捨てられたミクリ2〜3株を拾い植え付け、そこから増殖した株。
(2件)
01 回復したミクリ1 02 回復したミクリ2

湖岸に打ち上げられたミクリ古株。以前は岸辺で良く見かけた風景。最近は見られない。どうして?ミクリが少なくなったから。以前はこれを拾って岸辺に戻したり、根がためブロックに仮置きした。周囲で自然に再生できる条件が皆無といえる。
(2件)
01 打ち上げられたミクリ古株 02 打ち上げられたミクリ古株2

ミクリ。なんかかわいそうですね。

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