タイトル: タイトル一覧・霞ヶ浦の自然 動植物・地域歴史・筑波山・自然ほか: 霞ヶ浦流域の水草 市町村: 行方市 (登録日: 2004/10/19 更新日: 2011/12/10)
北浦の自然とショウブ。この付近の北浦では端午の節句用のショウブの生産が昔から続いていた。北浦や霞ヶ浦周辺の水路などではショウブが至る所に見られ、田圃の片隅などでは自家用にと一角に生産されていた。節句の日、ショウブの葉を入れた風呂に入ると病にならないといういい伝えがあり、多くの家で行われていた。木の風呂の菖蒲湯。良い香りがしてちょっぴりだが贅沢感があった。ショウブはサトイモ科でハナショウブ(アヤメ科)に葉がにているが少し細めで柔らかく、くきの根元が薄紅色をしている。また、私の住む地方では端午の節句の日、ショウブとヨモギを薪の間に挟んで家の入り口の屋根のうえにのせておいた。