カテゴリ: 筑波山/筑波嶺/筑波山と霞ヶ浦 タイトル: タイトル一覧・霞ヶ浦の自然 動植物・地域歴史・筑波山・自然ほか: 霞ヶ浦流域の歴史と史跡 市町村: 石岡市 (登録日: 2007/11/25 更新日: 2011/12/10)
正法寺とヤマナシ幹周り1.5m/石岡市大増◆大増山正法寺と百観音。千手観音、聖観音、十一面観音など西国、秩父、板東の観音霊場を合わせた百観音を安置。(八郷町史)庭には幹周り1.5m高さ13mのヤマナシの木があります。 正法寺は大増山東望院正法寺と称し古尾谷隠岐守治貞公開基の古刹で、永禄2年(1559)8月古尾谷家の菩堤寺として、稲敷郡舟子村開源寺の高僧放牛全誉を開山に招き東望山正法寺として開創され、文禄4年(1595)には横六間、縦四間の客殿を建立するなど寺運隆盛を極めていた。慶長七年(1602)には古尾谷氏が主君佐竹義宣の秋田転封に従ってこの地を離れた。慶安元年(1648)に徳川三代将軍家光から御朱印三石を拝領、山号も大増山東望院と改められた。万治二年(1659)には六間の勝手を建立し、文化二年(1805)を中心に江戸の信徒多数から秩父、板東西国霊場の百観音を鋳造した。鋳物師、江戸西村和泉守作の金銅製観音像百体の寺宝寄進等があった。(碑文より) 正法寺の庭にある幹周り1.5m、樹高12.9mのヤマナシは石岡市の認定保存樹に指定されている。 曹洞宗、正法寺と書かれた石門の前には源流からの滝と石橋がある。石橋の脇には石橋の供養塔があり、特に二十三夜尊の石碑が数多く並び歴史が偲ばれる。