土浦市の霞ヶ浦湖岸の低地は、かつては霞ヶ浦の湿地帯であったり、流域であったりした土地が多く、かつては漁業を営む集落を除き、湖岸に建物は殆ど建っていませんでした。土浦市木田余と手野町の境界を流れる小さな川、境川の周辺もそうした土地です。境川にもほど近い手野町石田集落以外、湖岸に集落はなく、周囲にはハス田が広がっています。この一帯の建物らしい建物と言えば、霞ヶ浦浄化センターぐらいのものでしょう。現在は、浄化センターの向かい、木田余地内に霞ヶ浦・那珂川導水事業の一環で木田余ポンプ場が建設されています。97/10、この辺を訪れた時は、土浦駅東口から湖北(一・二丁目)へ抜ける道路は、霞ヶ浦浄化センターの外れで行き止まりとなり、その道筋とR354を結ぶ延長路は工事中でした。この道筋が開通したことにより、かすみがうら市(旧霞ヶ浦町)方面、土浦市上大津地区方面からの土浦市街へのアクセスは格段によくなりました。
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