幸福稲荷の境内に建てられている碑「祇園町と幸福稲荷の由来」(「碑文クリップ」に全文採録)には、実に興味深い歴史が記されています。私も旧祇園町の由来をこの碑文を読んで初めて知りました。関東大震災の避難民がここに移り住んだことが契機となって川口川が埋め立てられたという事実には驚かされました。これが土浦の市街の形成に大きく影響し、ひいては土浦高架道の建設に至る歴史の道筋が一つにつながってきました。非常に碑文が長く、陽光が石碑に当たって眩しく碑文を記録するのに苦労しましたが、ビデオ映像からほぼ完璧に碑文を採録することができました。碑文はパラグラフが分けられていませんが、そのままでは読みにくいので私がパラグラフ分けしました。また、碑文には一部誤字がありますが、そのまま忠実に採録しました。
|