やっと桜橋の跡に来ました。二本の道筋に挟まれて中州のように細長く続く筋の一角に桜橋の跡の碑が立っています。石造の柱は旧桜橋の遺構ですね。鋭く尖った三角地帯の先端部に桜橋の遺構と碑があります。しかし、桜橋の本来の位置ではありません。ここは旧川口川の埋立地です。川筋はこの辺で狭まり、土浦城(亀城公園)の濠へと続いていました。現地に何の説明書きもないので、これでは知らない人はここが本当の桜橋の跡と誤解しますね。一体、ここにどのように橋がかかっていたのかは子どもの頃から私も疑問に感じていました。最近になってその謎が解けたというのが真相です。土地として使いようのないこの細長い三角地に遺構を移設したのでしょうが、ここを「桜橋の跡」と称するのは少し問題があります。
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