中城通りが駅前通りと交差する位置に本来の桜橋が架かっていました。現在のほたて食堂の角から駅前通りを挟んで対するヤマハルの角にかけて桜橋が架かっていました。旧中城町から旧本町にかけての道筋が旧水戸街道の街道筋になり、街道に沿って土浦の旧城下町が形成されていました。ほたて食堂の角には、土浦町道路元標が残っています。川口川沿いの道筋（亀城公園〜旧川口町）と交差するこの地点、桜橋の端が道路の起点に位置づけられたのはなるほどと思います。近世から近代にかけて、霞ヶ浦とここ桜橋を結ぶルートが舟運ルートとして賑わったのでしょう。近世の城下町の中心商店街は、この桜橋から始まる中城通りに沿って展開していたわけです。
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