私の実家があるかすみがうら市(旧霞ヶ浦町)方面から鹿島神宮へ行くには、R355を南下し潮来市永山でR51に入り、北浦に架かる神宮橋を渡って鹿島入りするのが常道であり、最短路でもあるのですが、神宮橋周辺は正月には初詣渋滞が起きます。水に囲まれた土地故にアクセス経路が少ないのがこの渋滞の背景にあり、これがこの土地特有の社会現象になっていることは、これまでにも何度か触れました。鹿島の初詣渋滞は、かつて一度経験したことがあります。私がビデオカメラを買う以前、1980年代後半のことなので、『マッピング霞ヶ浦*』にその時の映像記録はありません。昼に出て帰宅した時には周囲は既に暗くなっていました。その頃は北浦大橋もなく、鹿島への経路はあまり選択肢がありませんでした。今回は、あらかじめこの渋滞がわかっていたので、佐原へ直行し、JR鹿島線で佐原−鹿島間を往復するという手段をとりました。 案の定、この日も神宮橋には渋滞する車の列が出来ていました。この渋滞を避け、しかもJR鹿島線から水郷の景観を堪能しようという狙いは、ほぼ期待どおりにうまくいった感じがします。
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