霞ヶ浦南岸の稲敷市(旧江戸崎町)と稲敷市(旧桜川村)に位置する入り江・古渡入は、古渡橋を境にその下流域(北側)が霞ヶ浦、上流(南側)が小野川と分かれています。ただし、これは河川管理境界線です(→「エッジの風景・社会編 」)。干拓が行われるまで江戸崎市街地周辺にも霞ヶ浦の入り江が広がっていたことを考えれば、どこまでを霞ヶ浦の流域とみなすかは未だに曖昧です。ところで、古渡入〜小野川(下流域)に架かる橋は未だに少なく、老朽化して通行制限が設けられた古渡橋、その南に架かるこの新古渡橋の二つしかありません。小野川の下流には、新古渡橋の以南には稲敷市(旧江戸崎町)の高田橋までの区間、橋がありません。 新古渡橋は、稲敷の幹線道路、R125の道筋になります。橋が架かる小野川流域には湿地帯が広がっています。橋の手前に「稲敷市(旧桜川村)」の標識が出ていますが、橋の大部分、周辺の湿地帯は稲敷市(旧江戸崎町)側になります。
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