タイトル: タイトル一覧・霞ヶ浦の自然 動植物・地域歴史・筑波山・自然ほか: 果実(フルーツ) 市町村: 行方市・石岡市 (登録日: 2004/11/28 更新日: 2011/12/10)
◆フクレミカン(ふくれみかん)-こうじみかん-薄皮ミカンは古代柑?◆ 筑波山周辺の町村ではフクレミカン(ふくれみかん)と呼ばれている。またこうじみかん、薄皮ミカン、筑波ミカン(つくばみかん)とも呼ばれていた。みかんの皮を陰干ししたものを橘皮、陳皮といい細かく刻み調理に使用したり、唐辛子とあわせたり、健康飲料に用いたらしい。筑波山麓では以前、かなり太い木が多くあった。今も屋根より高くそびえる樹を庭にわずかながら見かける。ミカンの大きさは4〜5cm、皮が薄く9月〜10月にかけてはとても酸味がつよい。11月頃は決して甘くはないが口にすると香りがよい。私が子供の頃は運動会の時など山に積まれて売られていた。ハトロン紙の袋に入れて客に渡していた。私たちの生活に密接に結びついていた。柑橘類は冬季、極端な低温と乾燥に弱く、筑波山麓は生育に適している。 この大きさくらいのみかんには小みかん、四季なりみかん等が有り、多くはフクレミカンより皮が厚くこの周辺ではあまり栽培されていない。また、フクレミカンは業者が鉢物などで栽培したとき多く実をつけるのが難しいらしい。現在はホームセンターや専門店で苗木が販売されている。福来ミカン(フクレミカン)とも書くが起源がはっきりしない。フクレミカンは昔、庭木として多く栽培されていた。私が前聞いた話によると千葉県八日市場付近でも以前は庭木として屋敷に植えられていたと云う。また、茨城県鹿島郡、行方郡と筑波山周辺で栽培されていた。私が知る筑波山のふもと石岡市小幡十三塚の果樹園にある太い木は先祖の代からあり二百五十年ぐらいになるのではと話されていました。実をつけたさまはそれは見事でした。フクレミカン=fukuremikan=ふくれみかんサイト内関連ページへリンク●フクレミカンの巨木と果実食材・石岡市07/11へ/strong>●冨有柿他・十三塚果樹団地、石岡市小幡2006へ/strong>http://www.kasumigaura.net/usr/mizukusa/Kasumigaura/page/A0558.html石岡市と八郷町が平成17年10月1日合併、石岡市になりました。