タイトル: タイトル一覧・霞ヶ浦の自然 動植物・地域歴史・筑波山・自然ほか: 霞ヶ浦流域の歴史と史跡 市町村: 石岡市 (登録日: 2006/06/28 更新日: 2011/12/10)
筑波山四面薬師如来U・菖蒲沢薬師如来筑波山には古くから四面薬師と云われる薬師が四ヶ所ある。椎尾(桜川市椎尾・旧真壁町)、東城寺(土浦市東城寺・旧新治村)、菖蒲沢(石岡市菖蒲沢・旧八郷町)、山寺(石岡市小幡・旧八郷町)の四ヶ所にあって筑波山を護る薬師如来として安置され、霊験ある薬師様として広くまた、厚く信仰された。 菖蒲沢の薬師堂は菖蒲沢の家並みから細い道を菖蒲沢公民館前を徒歩で通り、杉、雑木などの山林の細い登山道を15分ほど進むと稲荷神社があり、さらに10分ほど進むと薬師堂の下り石段と登り石段があり薬師堂に着く。菖蒲沢薬師如来言い伝えによると薬師如来堂は大同年間建立、正保3年火災、元禄九年(1646年)再建、天保10年(1839年)山林火災により焼失、山門、鐘堂、堂塔、記録など焼失、天保13年(1842年)小規模に再建された。真の薬師如来はこの座像の胎内にあったとも伝えられている。【如来堂案内板・石岡市教育委員会】如来座像は火災の折、部落の人々によって運び出されたという。