タイトル: タイトル一覧・霞ヶ浦の自然 動植物・地域歴史・筑波山・自然ほか: 桜川/桜川源流・霞ヶ浦水系 市町村: つくば市 (登録日: 2007/04/16 更新日: 2011/12/10)
男女川・筑波山、つくば市A男女川(みなのがわ)の検証2つくば市臼井〜筑波国道125号から筑波山方面へ14号線(つくば益子線)を約700mほど進むと男女川橋がある。14号線は曜日、時間帯によってはかなり車の通行量がある。この男女川橋の上流は逆川で、すこし前のページで紹介した筑波山のいくつかの源流をあつめて逆川となりこの男女川橋を過ぎ約100m下流で桜川に合流する。合流地点付近から少し上流の桜川には取水堰があり、一帯の水田を潤し、また、北条方面への水路がある。北条用水の歴史は古い。古老からの話ではつくば市大貫〜杉本の用水路も歴史物語があるそうで個人の篤志家の努力によるものが大きかったそうである。桜川の現在の堰が出来る前には約100m位下流に石で出来た堰があったそうです。臼井〜筑波の筑波山からのいくつかの流れは麓付近で合流することなく碁盤目のように整然と流れ逆川に合流している。如何にいにしえの水の大切さが良く読める。古老の話では水の取り口に蛙が一匹いても大変なことであったそうだ。源流付近では普段は水が少ないが昔は雨が降ると鉄砲水となり逃げる間もなかったいう。近く古老をもう一度取材して見たいと思っています。いつも引用が多く恐縮ですが”筑波山恋明書”(貞亨4年正月1687)作者 片野長次郎、山本又兵衛板。大正復刻版筆者蔵に男女川の堰のことが書かれているので画像をご覧下さい。貞享四年卯正月吉旦 作者 片野長次郎、山本又兵衛板筑波嶺の 峰より落つる みなの川 恋いぞつもりて 淵となりぬ(陽成院)筑波嶺の 嶺の桜や みなの川 流れて淵と ちりつもるらん (続拾遣)「筑波山」交通世界社m37/10 影印板 崙書房s50/2