タイトル: タイトル一覧・霞ヶ浦の自然 動植物・地域歴史・筑波山・自然ほか: 筑波山/筑波山麓/筑波山と霞ヶ浦 市町村: 土浦市 (登録日: 2005/12/07 更新日: 2011/12/10)
土浦港と水郷筑波国定公園05/12土浦の港は江戸時代から栄え、明治になっても最重要な交通機関は霞ヶ浦を行き来する高瀬舟であった。当時川口岸は大きく賑わっていた。近代化が進み明治21年になって銚子汽船会社の銚子丸が北浦に、M23年末には高浜・銚子間、M24年土浦・銚子間に就航した。この蒸気船は中央に長い煙突と船腹の両側に車をつけた外輪船で銚子から8時間、土浦から銚子まで7時間かかった。M26年には朝日丸汽船会社、のち川口河岸には岡本儀兵衛・日高治助の二汽船部も営業を開始、汽船による霞ヶ浦船運は大きく栄えた。現在は陸部になったが川口川閘門と田町川閘門は明治三五〜三九年に完成し、度重なる水害を防ぐのに貢献したがM43年の豪雨で桜川上流の下坂田付近が決壊し町内は災害を被った。その後復旧したが長雨による増水によって昭和一三年と一六年にも決壊したが桜川の川幅拡張工事、揚水機場の設置によって幸い大きな水害もなく現在に至っている。〔土浦市史〕